失敗しない!オーダーカーテンの選び方と購入手順

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プロに頼まなくてもオーダーカーテンはネットで簡単に購入できます。
オーダーカーテンのおすすめ購入方法とコツを分かりやすく解説します。

ご家庭でお使いになるシンプルなスタイルのカーテンは、特別な専門知識がなくても簡単に購入できます。

オーダーカーテンは既製カーテンと比べると少々お高めになりますが、窓にサイズがぴったりと合うだけでなく、お客様のお好みに合わせた色やデザインのカーテンを選ぶことができるのが最大の魅力です。

購入後の満足感もさることながら、空間と家具の魅力を最大限に引き立て、イメージ通りのお部屋を演出することができます。

オーダーカーテンをネットで購入する最大のメリットは、採寸サービスや接客スタッフなどの人的コストが含まれていないので、価格設定がリーズナブルでお安く購入できる点です。

カーテンは照明器具などと異なり専門業者の設置工事が不要ですので、オーダーカーテンの選び方と採寸についてのちょっとしたコツを知っておきさえすれば、どなたでも簡単にネットで購入できます。

最近ではお家で過ごす時間がぐんと長くなり、家族団らんの時間、仕事や勉強の時間、睡眠の時間・・・と気が付けば一日中家にいることもめずらしくなくなりました。
家にいる時間が長くなったからこそ、お客様の生活スタイルに合わせたカーテンをご自身で選んでみませんか?

カーテン選びを難しいことと考えずに洋服を選ぶように気軽な感覚でお選びいただけるよう、私共カーテン専門店インズはお客様のオーダーカーテン選びをお手伝いいたします。

業者さんに相談せずにネットでお安くオーダーカーテンを購入するコツについて解説しますのでご参考ください。

オーダーカーテンの注文はコツを押さえれば簡単です。
必ずサンプル生地を事前に取り寄せてから購入しましょう。

STEP① カーテンを選んでサンプル生地を取り寄せる

まずはお好みのカーテン生地を選びましょう。
カーテンの生地を選ぶ際には、お部屋別、カラー別、テイスト別、機能別の4つについてどのようなものが欲しいのか、おおまかにイメージしていただくとスムーズな購入が行えます。

洋服を選ぶ時にT.P.O.(Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)別に選ぶのと同じイメージです。

①テイスト別 ナチュラル、北欧、モダン、クラシックなどお好みのテイストはどれか
②カラー別 床や壁と同系色でまとめるのか、特定の色のカーテンを選ぶか
③お部屋別 リビング、寝室、子供部屋など、お部屋の用途に合うものはどれか
④機能別 (厚地カーテン)遮光・防炎・洗える など
(レースカーテン)遮像・遮熱・ミラー・UVカットなど
購入後に必要な機能はどれか
テイスト別 > カラー別 > お部屋別 > 機能別 >

お部屋で過ごす際に一番重要視したいポイントが何なのかをイメージして候補を絞っていきましょう。
後悔しないカーテンのご購入のためにもゆっくりと時間をかけてお選びください。

イメージに合う生地が決まったらカーテンのサンプル生地を取り寄せましょう。
画面と実際とでは目で確認しないとわからないような色みや生地厚の違いがあり、雰囲気も違う場合があります。
カーテンサンプル生地の取り寄せは無料なのでぜひ活用してください。

カーテン専門店インズのカーテンのブログでは、カーテンの選び方のヒントやそれにあった商品をご紹介しています。選び方に迷ったらぜひご参考ください。

>>プロ直伝!失敗しないカーテンの選び方 ブログ一覧

STEP② サンプル生地と床・壁の色が合うかどうか確認する

サンプル生地が届いたら、必ず生地の色と床や壁の色が合うかどうか必ず確認をしましょう。

新築のオーダーカーテンの選び方

新築やリフォームで床材を新規で貼る場合は、大工さんにフローリング板の端材を一部取っておいてもらうと良いでしょう。壁紙は施工会社さんにお願いをすれば30cm程度の尺角サンプルをもらえます。

この2つがあれば、入居前であってもカーテンの色が床と壁紙の色に合うかどうかを確認することができます。

最近ではホワイトアッシュ系や朽ちたイメージのヴィンテージ系など、床材のカラーバリエーションが豊富になりました。

これらのカラーは微妙な色味がとてもおしゃれなのですが、カタログ上のイメージと実際の色がかなり違って見える可能性が高いので注意が必要です。

アイボリーやグレーなど無彩色系のカーテンでシンプルな空間をご希望の場合は、床や壁とカーテンの色みに統一感があると、お部屋が広く見えるだけでなく洗練されたワントーンコーデのインテリア空間が完成します。

床や壁の色との相性がおしゃれな部屋になるかどうかのカギになりますので、可能な限り事前に確認をしましょう。

また、最近では壁面の一カ所だけにカラーの壁紙を貼る「アクセントクロス」を取り入れて、おしゃれな住空間にする方が増えています。

一カ所だけアクセントクロスを貼った場合、その壁面がお部屋の主役となります。

上の画像のような場合は、カーテンが空間全体の調和を乱さないよう、アクセントクロスと色なじみのよいもの、少し抑えたイメージのものをお選びになることをおすすめします。

天井が高く広い空間であれば思い切って色柄が華やかなカーテンも素敵ですし、お部屋をより広く見せたい場合は壁と床と同系色のカーテンを選んだワントーンコーディネートがおすすめです。

しかし、どの場合も床や壁の色とカーテンの色調やトーン(濃度)を揃えることはもちろん、カーテンがお部屋の中で突出する存在にならないようにすることがおしゃれな空間にするポイントです。

新築の場合はイメージ先行でつい華やかなカーテンを選びがちになりますが、実際には家具やカーペット、多数の生活アイテムがお部屋に入り込んできます。
イメージする住空間を考慮してお選びになると良いでしょう。

模様替え・買い替えのオーダーカーテンの選び方

お買い替えの場合で一番重要な事は、「流行のカーテンにすぐに飛びつかない」ことです。
インテリア業界にもトレンドがあり、フローリングの色や壁紙の色は流行のインテリアスタイルに合わせて数年単位で大きく変化しています。

したがって、最新のカーテンカタログに掲載されている部屋の床・壁の色とお客様が長年お住まいになっている床・壁の色は微妙に違っています。
ですので、気になったカーテンの色柄ががお住まいの床や壁の色みに合うかどうかを一番に考えましょう。

流行に左右されるフローリングの色との調和を確認するのはもちろんですが、真っ白だと思っていた壁紙も経年劣化による日焼けによりアイボリー系に変化している場合があります。

ご購入の前は必ずカーテンのサンプル生地を取り寄せて、床や壁の上に置いてみて色みの確認をしましょう。

おしゃれでかっこいいものをつい選びがちですが、お住まいの空間、家具との調和を一番に考えたカーテンの選び方が素敵なお部屋にする大切なポイントです。

STEP③ 採寸する

カーテン生地が決まったら、いよいよ採寸です。

ここで一番重要なのは、カーテンレールが取り付けられた状態でカーテンのサイズを測るという点です。
レールがついている状態であればどなたでも簡単に窓にぴったりのカーテンのサイズを測ることができます。

よくあるカーテンの採寸の失敗例で、お手持ちのカーテンの外寸を測ったり、窓枠を測ったりする方がいらっしゃいますが、
これは絶対にNGですので、必ずカーテンレールが付いた状態で採寸を行ってください。

何度も繰り返しになりますが、見た目も仕上りも美しいカーテンを購入するためには採寸が一番重要です。
正確な採寸方法についてはこちらをご確認ください。

新築でカーテンレールが付いていない場合

では、カーテンレールがついていない場合はどのようにするのがベストでしょうか?

専門の取付業者さんに依頼すれば手っ取り早いのですが、ほとんどの場合がカーテンレール代とは別に設置費がかかります。
「取り付け工事費無料」と謳っている場合はカーテンレール代に施工費が含まれています。

コストを掛けずにお安くカーテンレールを設置されたい方には下記の2つの方法がおすすめです。

【例①】カーテンレールを購入しDIYで取り付ける方法

この場合は、必ず設置する壁に「下地」があるかどうか確認してください。下地がないとせっかく決めたカーテンが取り付けられないだけでなく、落下する可能性もあります。

石膏ボードの壁内にビスを打つための下地があるかどうか必ず確認してからレールの設置を行いましょう。

下地がない場合

カーテンは意外に重量があり、開閉時にかかる負荷が大きいため、「石膏ボードアンカー」などでカーテンレールを設置するのは避けてください。
壁に下地がない場合は窓枠にカーテンレールを付ける方法が安心です。

【例②】施工業者や工務店に相談してカーテンレールを設置してもらう方法(新築・リフォームの場合)

壁紙やクロスを貼る前であれば窓枠の上10cmあたりの壁内に下地(補強材)を入れてもらいましょう。

下地は大手のハウスメーカさんの物件でも入っていない場合がありますので、カーテンレールを設置する予定の方は必ず依頼をしてください。(下地を入れるのは無料です)

通常は下地の有無を確認後、カーテンの採寸・見積り業者さんに依頼をしてカーテンレールを設置(有料)で行う流れになるのですが、まれにカーテンレールの設置を引き受けてくれる施工業者さん、大工さんがいらっしゃいます。

大工さん側は電動工具を扱いなれているのでレールの設置自体は難しくないからです。

この場合は施主側がカーテンレールを購入し、ご自身の責任で設置場所を指示(取り付け場所の具体的な位置)をする必要があります。

ただし、設置作業はあくまでも施工業者さんのご厚意によるものです。施主さんと業者さんとの関係性や請負金額にもよるところだと思いますので、無理なお願いであることは承知の上で一度相談されてみると良いでしょう。

STEP④ スタイルを決める

カーテンの生地とサイズが決まったら、注文するための仕様を決めましょう。サイズ以外に次の2つの項目について決定しましょう。

スタイルを選ぶ 「1.5倍ヒダ」「2倍ヒダ」「フラット」

1.5倍ヒダ 2倍ヒダ フラット

カーテンのスタイル次第でお部屋にかけた雰囲気は大きく変わります。ご希望のインテリアスタイルと選んだ生地がベストマッチになる組み合わせを選びましょう。

波打つような布の表情を楽しむのならプリーツのスタイル、生地本来の素材感や色柄を活かすのならフラットなスタイルがおすすめです。

1.5倍ヒダ 生地の使用量が少なく2倍ヒダよりも安い。
シンプルでカジュアルな雰囲気に向いている
2倍ヒダ 多くの生地を使用するのでオーダーカーテン
らしい高級感のある雰囲気を楽しめる
フラット
(ヒダなし)
大柄な柄やデザインを楽しめる。
素材を活かした気取らない雰囲気にも最適

開き方を選ぶ「両開き」「片開き」

カーテンの開き方には窓の両側に開ける「両開き」と片方に寄せる「片開き」の2通りがあります。一般的な窓では左右に開く「両開き」を選ぶことが多いです。
シンメトリーで均整の取れた雰囲気はあらゆるシーンにマッチします。

両開き 片開き

しかし、普段あまり窓を開けない場合や窓が小さい場合は、中央に隙間が空かない「片開き」の方が見栄えが良くなります。
日中は閉めっぱなしにしているレースカーテン、幅の狭い小さい窓などがこのケースにあたります。このような場合は1枚で使用する「片開き」の方がおすすめです。

ただし、大きな窓で「片開き」を選ぶ場合は注意が必要です。カーテンレールの中央にブラケットがついている場合はカーテンの片開き使用はできません。必ずレールの状態を確認してご注文ください。

STEP⑤ 注文する

ここまでくればもう大丈夫です!
特別な知識がなくても、プロに依頼しなくても、この手順で決めたサイズと仕様を注文フォームに入力してだくだけで、どなたでも簡単にネットでオーダーカーテンを注文することができます。

最後にもう一度オーダーカーテンの買い方のポイントをおさらいしますと、

・カーテンは採寸が命!カーテンの採寸はカーテンレールが付いた状態で測る
・測ったサイズと注文するサイズが違うので、測り方を正しく理解する
・スタイルと窓の開きの選びも最後まで慎重に!

お部屋がぐんとおしゃれになって、毎日の暮らしが心弾む空間になるようなカーテン選びをスタッフ一同できめ細やかにサポートします。
注文の仕方や生地の選び方などでわからないことがあれば、どうぞお気軽にお問合せください。

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